スペイン語のスペルには「la tilde」と呼ばれる「´」のアクセントが付くことがあります。言語によっては様々なアクセント記号がありますが、スペイン語は基本的にはこれひとつです。
「ñ」というのもありますが、これは「n」にアクセントが付いているのではなく、「ñ エニェ」というアルファベットです。一見大して重要じゃないことのように思えても、実際はアクセントがあるとないとでは意味が変わってきたりする単語もあったりととても重要なのでぜひ覚えておきましょう。
スペイン語のアクセントが大事な理由
アクセントがあるのとないのとでは意味が異なる単語が多々あります。例えば以下の例がそれに当たります。
él (彼) > ¿Estuviste con él ayer? 昨日あなたは彼といたのですか。
el (冠詞・男性名詞) > El coche es azul. その車は青いです。
esta (これ、この) > Esta casa es linda. この家は綺麗です。
está (動詞estar 3人称単数)> ¿Dónde está la casa? 家はどこにありますか。
*このようにアクセントがあるとないとでは単語の品詞まで変わって来ます。
スペイン語のアクセントの法則
1、音節の最後にアクセントが付く単語
león
café
sofá
dominó
*音節の最後を強調して発音する単語にはアクセントが付きます。
2、最後から2番目の音節にアクセントが付く単語
árbol
tórax
débil
*最後から2番目の音節を強調する単語で語尾が子音の場合(語尾がn、sは例外)アクセントが付きます。
3、最後から3番目の音節にアクセントが付く単語
oxígeno
análisis
ejército
*最後から3番目の音節を強調する単語は全てにアクセントが付きます。
4、動詞の命令形+代名詞
explíquemela
cómpratelo
*動詞の命令形の後に代名詞が続く場合はアクセントが付きます。
おおまかに説明すると、以上です。ほかにも細かいルールがありますが、だいたいこのあたりを抑えておけば大丈夫だと思います。