スペイン語はその国によって使う単語やフレーズに多様性があります。なんの変哲もない表現でもスペインではスペインの言い方、メキシコではメキシコの言い方があったりして、同じスペイン語圏の人同士でも通じないことが多々あります。
そのため本当の意味でスペイン語をマスターするにはやはりあちこちを旅行するのがいいかもしれません。そこで今日はアルゼンチンにフォーカスを当て、現地でよく使われるスペイン語のフレーズをまとめてみました。
1、Che (チェー)
「おい」、「ねえ」、「ちょっと」など相手を呼ぶときにアルゼンチン人が使う独特の言い方です。
キューバの英雄「チェ・ゲバラ」はアルゼンチン出身のため、この言葉をよく使っていたことから周囲の人から「チェ・ゲバラ(本名はエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)」と呼ばれるようになったそうです。
2、Vos (ボス)
「あなた」
「スペイン語の人称代名詞は国によって全然違う」でも紹介したようにアルゼンチンやウルグアイのスペイン語は、人称代名詞の二人称単数形に「tú」ではなく「vos」を使います。
3、 ¿Cómo andás? (コモ・アンダス)
「元気?」
アルゼンチンでは「¿Cómo estás? (コモ・エスタス)」より「¿Cómo andás? (コモ・アンダス)」が一般的です。
4、Yo me llamo…. (ショー・メ・シャーモ)
「私の名前は、、、」
アルゼンチンでは「y」と「ll」を「シャ、シュ、ショ」と発音するのが特徴です。
5、boludo (ボルード)
「馬鹿野郎/この野郎」を意味します。
もともとは男性器を指す言葉ですが、「バカ」、「クソ」など罵り言葉として使われます。また仲の良い友達同士では相手を呼ぶときに使われたりもします。
6、 ¡Qué copado! (ケ・コパード)
「かっこいい/楽しい/いいねえ」を意味します。「なんて最高なんだ」といった意味合いがあります。
7、 ¡Qué quilombo! (ケ・キロンボ)
滅茶苦茶/混乱/なんてことだ、といった意味合いで無秩序な状況を表すときに使われます。
8、pibe (ピベ)
「男の子/少年」を意味します。
「chico」に相当する言葉です。「muchacho ムチャーチョ」とも言います。
9、 mina (ミーナ)
「女の子/少女」を意味します。「chica」に相当する言葉です。「muchacha ムチャーチャ」とも言います。
10、Estoy al pedo. (エストイ・アル・ペド)
なにもやることがない/暇でしょうがない/なにもできない/役に立たない、などの意味があります。
色々な状況で使われるフレーズです。