海外に行くとき自分のスマホを使ってネットができれば便利ですよね。国によってはSIMを現地で買うこともできますが、日本から持っていったほうが確実です。そこでスペインをはじめ、75か国で使える「変なSIM」を紹介します。
変なSIMとは?
日本の最大手旅行会社HISのモバイル事業「H.I.S.モバイル」が発行している国際SIMがこの「変なSIM」。
一見、普通のSIMカードですが、実はこれカードではなく、既存のSIMの上からシールのように貼ることで使えちゃうんです(通常のカードタイプもあり)。イメージはこんな感じ。
そのため海外に行ったら自分のSIMを抜いて、新しいSIMを入れ、帰国したらまた元に戻すという面倒なことをせず、一度貼ったら両方のSIMをずっと使える仕組みになっています。
この技術のことを「サブSIM」といい、日本で初めて導入したのがこの「変なSIM」なのです。
変なSIMはどこの国で使えるの?
「変なSIM」は以下の国でご利用できます。スペイン語圏は赤文字にしてあります。
アイスランド | カザフスタン | チェコ | ベラルーシ |
アイルランド | カタール | 中国 | ベルギー |
アゼルバイジャン共和国 | カナダ | チリ | ポーランド |
アメリカ(本土) | 韓国 | デンマーク | ポルトガル |
アルバニア | カンボジア | ドイツ | 香港 |
イギリス | ギリシャ | トルコ | マカオ |
イスラエル | グアム | ニュージーランド | マケドニア |
イタリア | クロアチア | ノルウェー | マルタ |
イラン | サウジアラビア | バーレーン王国 | マレーシア |
インド | ジョージア | パキスタン | ミャンマー |
インドネシア | シンガポール | ハンガリー | メキシコ |
ウクライナ | スイス | バングラデシュ | モンテネグロ |
ウズベキスタン | スウェーデン | ハワイ | ラトビア |
ウルグアイ | スペイン | フィリピン | リトアニア |
エストニア | スリランカ | フィンランド | リヒテンシュタイン |
オーストラリア | スロベニア | プエルトリコ | ルーマニア |
オーストリア | セルビア | フランス | ルクセンブルグ |
オマーン | タイ | ブルガリア | ロシア |
オランダ | 台湾 | ベトナム |
変なSIMの値段は?
値段はこちら
SIMカード本体価格 | 使用料500円(24時間) |
現在はキャンペーン中なので送料込みで990円で購入できます。
つまり合計最低でも1490円かかり、24時間以降(2日目)は一日500円の使用料が取られる計算ですね。この価格で世界中で使えるならかなり便利じゃないでしょうか。
ちなみに容量は1日24時間200MBまで。決して多いとはいえませんが最低限のメールチェックや旅行中にグーグルマップやウーバーなどを軽く使うのには問題ないでしょう。
変なSIMはWiFiルーターとどう違うの?メリットデメリット
SIMの利点は、WiFiルーターのようにいちいちポケットに入れて持ち運んだり、充電を気にしたりしなくていいことです。
WiFiルーターの場合、最悪旅行先で紛失してしまったりするリスクもあり、そのために保険をかけたりしなければならなく、余計にコストがかかってしまいます。
また、返却しなくていいのも利点ですね。さらに使わない日は課金されないうえ、24時間換算なので例えば午後18時に使い始めたら翌日の午後18時まで500円で使えます。
一方でWiFiルーターのように多くの容量を処理することはできないのがSIMのデメリットで、とにかくたくさんネットにつなげる必要がある人には向いていないです。
変なSIMのメリットデメリットをまとめるとこんな感じになります。
- +紛失の心配が少ない
- +保険をかけなくていい
- +返却しなくていい
- +何度でも使える
- +使った分だけ払えばいい
- -動画視聴、ダウンロードなど容量をたくさん必要とする動作には適していない