言おうとしていることは分からんでもないけど、ネイティブの人が聞いたら気になってしょうがない日本人学習者がやりがちなスペイン語の発音。特に初級者の人が間違えやすいスペイン語の単語を紹介します。あなたはもしかしてこんなふうに喋ってませんよね?
1、ZARA
ご存知スペインのアパレルメーカー。単語というより、ブランド名ですがほとんどの日本人はザラと発音します。しかし正しくは「サラ」です。
そもそもスペイン語には「ザ」、「ジ」、「ズ」、「ゼ」、「ゾ」の音が存在しません。ZAに関しては英語の「TH」のように舌を歯に挟むのがスペイン流。それに対し中南米では「S」の発音と同じ音になります。
ZARA2、Ibiza
スペイン・バレンシアの東に位置する島といえばIbiza。若者がクラブやパーティーを楽しむ観光地として知られる人気のスポットですが、日本人は「イビサ」と発音しがち。または「イビザ」と発音する人もいそうです。
正しくは「イビーサ」。もちろん最後の音節の「za」も「ザ」とは発音せず、「サ」になります。こちらも英語の「TH」のように舌を歯に挟むのがスペイン流。それに対し中南米では「S」の発音と同じ音になります。
Ibiza3、gimnacio
体育館やジムを意味する単語「gimnacio」。日本人に多いミスは「ジムナシオ」と言ってしまうこと。あるいは「ヒ・ム・ナ・シ・オ」とカタカナ読みにしてしまうことです。
gimnacioは「gim」、「na」、「cio」の三つの音節からなる単語で、特に「gim」のエムの発音に注意しましょう。このときのエムの発音はカタカタの「ム」ではなく、上唇と下唇を軽くつけるだけの「ム」です。
gimnacio4、universidad
大学を意味する単語が「universidad」。英語の「university」と似ていることから「ユニベルシダー」と発音する人がよくいます。頭文字の「u」は「ウ」の発音なので注意しましょう。また、「si」はカタカナ読みの「シ」ではなく、「スィ」です。
universidad5、Europa
欧州、ヨーロッパを意味するのが「Europa」。これも日本語のように「ヨーロッパ」と発音したり、英語の影響で「ユーロッパ」と発音する人がいます。
正しくは「エウロッパ」です。
Europa
6、examen
テスト、試験を意味する単語が「examen」。英語の「exam」の影響で「エクザーメン」と読みがちなのでくれぐれも注意しましょう。
前述のように「ザ」の音は存在しないので「xa」は「サ」の音になります。正しくは「エクサーメン」です。
examen7、guerra
戦争、戦いを意味するのが「guerra」。人によっては「グエラ」と言いがちですが、正しくは「ゲーラ」。
また「guera」のようにまるで「r」が一つしかない発音をする人も多いです。最後の「rra」は巻き舌の「ラ」になるのが正解です。
8、hospital
病院を意味するのが「hospital」。「ホスピタル」と発音してしまいがちですが、スペイン語では「h」は無音なので、正しくは「オスピタル」です。
また、日本人に多いのは最後の「l」の発音を「r」の発音にしてしまうことですね。最後の「l」は舌の先が上側の歯茎に付くようにして発音しましょう。
hospital9、alcohol
酒、アルコールを意味する単語が「alcohol」。「アルコール」ではなく、「アルコル」と発音するのが正しい言い方です。
この場合も「l」は舌の先が上側の歯茎に付くようにして発音しましょう。
alcohol10、Wi-Fi
ご存知、無線のネット回線といえば「Wi-fi」。世界的には「ワイファイ」と発音しますが、スペインでは「ウィフィ」と言います。
これに関しては日本人が間違えるというより、スペイン人がスペイン語ふうにアレンジして言っている単語ですね。いずれにしても「ワイファイ」だと若者には通じても人によっては通じない場合もあるので注意しましょう。
wifi